あの頃、RPGの世界は「もうひとつの現実」だった。
学校から帰ると、ファミコンの電源を入れ、
冒険に出かけるような気持ちでゲームを始めた。
街を歩き、仲間を集め、モンスターを倒してレベルを上げる。
そんな“成長の手触り”を感じられる体験こそが、RPGの魅力だった。
今のスマホゲームでも、あの頃の冒険心を取り戻せるタイトルがある。
今回は、「ドット絵で旅する懐かしのRPG」3選を紹介したい。
1. ドラゴンクエストウォーク
国民的RPG『ドラゴンクエスト』のスマホ版。
ただの位置ゲーではなく、**“リアル世界で冒険するRPG”**として完成度が高い。
自宅近くの公園がダンジョンになり、
会社の帰り道に“スライム”が現れる。
まるで子供の頃の妄想が、現実になったような感覚。
懐かしのBGMや効果音がそのまま使われており、
イヤホンをつけると、一瞬で“冒険の書”を開いたあの日に戻れる。
✅ ポイント
・ドラクエBGMがそのまま流れる懐かしさ
・位置情報とRPGの融合が秀逸
・無課金でもじっくり遊べる
2. オクトパストラベラー 大陸の覇者
スクエニが手がける、ドット絵RPGの最高峰。
“HD-2D”と呼ばれる手法で、ドットと3Dが融合したグラフィックは圧巻。
まるでファミコン時代の延長線上にあるような映像表現で、
「これが現代のドット絵か…」と感動するはず。
ストーリーは重厚で、音楽はまさに“壮大な旅”そのもの。
一話ごとに心に残るドラマがあり、
子供の頃に感じた“世界を救う感覚”を再び味わえる。
✅ ポイント
・HD-2Dによる進化したドット絵表現
・BGMが鳥肌モノのクオリティ
・ストーリーがしっかりしていて飽きない
3. Pixel Dungeon(ピクセルダンジョン)
完全無料のローグライクRPG。
グラフィックもシステムも徹底的に“シンプル”。
それなのに、なぜかやめられない。
敵にやられたら最初からやり直し、
マップはプレイごとにランダム生成。
この不親切さが、まさにファミコン時代の空気感。
ストーリーはほぼなく、自分の判断で生き残るだけ。
“説明がないからこそ面白い”──
そんな時代を知っている40代ゲーマーにこそ刺さる一本。
✅ ポイント
・完全無料・広告も控えめ
・毎回違う展開が楽しめる
・不親切さが逆に懐かしい
まとめ
ドット絵の世界を旅する時間は、
まるで子供の頃の“放課後の冒険”をもう一度体験するようなもの。
派手な演出や課金ガチャがなくても、
「レベルが上がった!」という喜びや、
仲間との出会いのワクワク感は今も変わらない。
スマホの中に、懐かしい冒険の世界がある。
それは、40代になった今だからこそ、
あの頃よりも深く味わえるのかもしれない。
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