子どものころ、何度もゲームオーバーになっても、
「もう一回だけ…」とリセットボタンを押していた。
あの頃の僕らには、“諦める”という選択肢がなかった。
そんな「やり込み魂」は、今でも心のどこかに眠っている。
今回は、40代のオールドゲーマーである僕が、
「本気でやり込めるスマホゲーム3本」を紹介したい。
どれもファミコン時代のように、
“簡単にはクリアできないけれど、気づけば夢中になっている”作品ばかりだ。
Dead Cells(デッドセルズ)
ローグライク×2Dアクションの傑作。
「やられて覚える」という昔ながらの難易度設計に、思わず笑ってしまう。
敵の配置やアイテムはプレイごとに変化し、
リスタートするたびに“また違う挑戦”が始まる。
ドット絵の美しさ、効果音の気持ちよさ、テンポの良い操作感──
ファミコンの『魔界村』や『悪魔城ドラキュラ』を彷彿とさせる一本。
おすすめポイント
- 死んで覚える、あの頃の難易度
- ローグライク+アクションの中毒性
- コントローラー対応で、手触りも最高
Ninja Arashi 2(ニンジャアラシ2)
モノクロ調のグラフィックに、赤い血しぶきが舞う。
スタイリッシュでシリアスな2Dアクション。
敵の罠を見抜き、瞬時の判断で突破していく感覚は、
『忍者龍剣伝』を思い出させる。
難易度は高いが、プレイヤーの成長が実感できる設計。
失敗しても「次こそ!」と指が勝手に動く。
おすすめポイント
- 忍者×アクションの完成度が高い
- 独特の世界観と演出
- 難しいのに、やめられない不思議な中毒性
Huntdown(ハントダウン)
80年代の映画のような世界観と、ピクセルアートの完成度が圧巻。
敵を撃ち倒す爽快感と、無骨なBGMが相まって、
「懐かしさ」と「熱さ」が同時に込み上げてくる。
横スクロールのガンアクションで、テンポも軽快。
ステージごとに個性的なボスが待ち受けており、
一撃の緊張感がまさに“あの頃のアーケード感”。
おすすめポイント
- 80年代映画の雰囲気を完全再現
- ピクセルアートが極めて精密
- ボス戦の緊張感がクセになる
まとめ
ゲームが“優しく”なった現代。
オートプレイやガチャでの即成果に慣れると、
「挑戦する喜び」を忘れてしまうことがある。
でも、あの頃の僕らは違った。
1面を超えるだけでも達成感があり、
それが“遊ぶこと”そのものの価値だった。
今回紹介した3本は、そんな“やり込み魂”を再び呼び覚ましてくれる。
忙しい日常の中で、少しだけ本気になれる時間を──
それが、今の大人ゲーマーにとっての最高の贅沢だと思う。
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